舞-乙HiME 第22話「ホロビノウタ」

脚本:吉野弘幸
絵コンテ:渡邊哲哉
演出:渡邊哲哉
作画監督椛島洋介
原画:椛島洋介 小松英司 田畑壽之 山本勝久 
      阿部伸司 滝吾郎 海老原奈美子 森友宏樹 
   玉城史郎 手塚麻美 市原茂 工藤誉寿治
   アニメアール 光田史亮 海堂浩幸 森田岳士
   中村プロダクション 池田有 井村学 山田哲郎 中島達央
第2原画:中村プロダクション スタジオ九魔 すたじおガッシュ

舞オトメは、基本はヒーローが出てきて敵をやっつけるという
実は単純なもので結構盛り上げてきます。今回のヒーローははミユ。
山場の回だけあって作画も非常に気合が入ってました。


トモエがマイスターローブを誇らしげに見せたり、
頬を染めながらアップで喋ったりするところ。
こういう細かい芝居の入れ方は
今までの舞オトメにはあまり見られなかった傾向ですね。
結構印象的だったのですが誰なんでしょう。


トモエが「だ〜い嫌いだったんですものーーー!!」と言って
トラックバックして、ポーズを決めてからアリカに襲い掛かるあたりは
ダイナミックでいい感じの作画でした。斜めの地面とか久しぶりにみましたよ(笑)


ワルキューレ部隊とアリカの空中戦のところも良いですね。
特にアリカが敵を振り払った後、武器を構えるところの
アップになった手、体全体を伸ばしたりするところのポーズが格好いいです。
最後のガチッというタイミングもなかなか。


ナオとナツキが森の中をジープでカルデアに向かっているところ
城の異変に気付き急停止するあたりが小松さんの原画だと思います。
キャラもメカも特徴がわかってないので、エフェクトだけで判断してますが。


カルデアのオトメとミドリの闘いのところは決して悪くはないんですが、
もうちょっとアニメならではのオーバーアクションや流れが欲しかったというか。
横向きの構図のところなんかは格闘ゲームの画面みたいに感じられてしまいました。


「サイボーグごときの剣がーーー!」とトモエが地面の背景動画入れながら
走っていくところなんかは新鮮でいいですね。舞オトメらしくないというか。
こういう画面を最近見てなかったので、ちょっと見たかったカットです。


アリッサ(鳥)がミユの剣と一体化するところは光田さんじゃないんですね。
鳥がエフェクトっぽくなったとき、もしかしたらと思いましたが違いました。
光田さんがやったらどんなエフェクト鳥が飛んでくるかもう想像できるでしょう(笑)


気合のアクションカットが豊富で、全体的に見ると今まででベストな回だったと思います。
ここで今までに見なかったような作画が入ってきたのがやっぱり気になりますね。
そういえば前作も確か20話前後で作画メンバーが若干増えたような。
ラストに向けて新旧メンバーによる気合の入った映像を期待します。