無敵看板娘 AHOBOY回!!

無敵看板娘 第06話「対決!ワンワン VS ニャーニャー / 赤い糸に見えた溝」

脚本:広田光毅 絵コンテ:増田敏彦 演出:池畠博史 作画監督:野口寛明 原画:横堀久雄 別所直道 北澤たけし     飛澤光昭 道籏義宣 宮本佐和子     河合拓也 片岡恵美子 福本敬子

以前事前情報として紹介したAHOBOY回。
TVアニメの演出は今回が初めてになるんでしょうか。
Aパートでキャラクター達が畳み掛けるように
ラーメン屋に押し寄せるところが面白かったです。
演出家としてどれだけ個性が出てるのかはまだ判別しづらいですが、
独自の人脈による作画の援護は強力。
これも一つの演出家としての力だと思います。


やはり見どころは雨宮哲さんと北澤たけしさんによる
冒頭のミキとメグミの対決シーン。
Aパート開始直後からメグミが竹串を投げるところまでが雨宮さん
ホウキで受けるところからホウキを投げ返す前までが北澤さん、
ホウキを投げ返すところは雨宮さんで、
メグミが着地するところから二人の格闘シーン、
吹っ飛んで頭をぶつけるところまでが北澤さんによる作画。
雨宮さんのところは作監無修正だそうです。


北澤さんの作画がまたTVで見られたことはファンとしては嬉しい限りです。
実際は某幼女アニメでその仕事は見ているはずなんですが、
そのときは参加していることを知りませんでした。
現在は某おぱんつアニメに参加?注意深く見守っています。
しかし北澤さんは名前が毎回変わるので実に追いかけにくい(笑)


雨宮さんともにダイナミックな構図とタメツメを利かせた
金田調ともいえる作画は最近のテレコムだと
まず見られなかった作画スタイルですね。
池畠さんがいなければこのような状態では
まず通らなかったカットだと思われます。


テレコムは友永さんや道籏さんらベテランを抱え、
全体的な作画のアベレージも高いんですが、
そのスタイルが生真面目すぎて飛びぬけた人が
TVで出てこないというのが自分が食指を伸ばせない原因でした。
正直、アクションとギャグが肝の無敵看板娘がテレコムに決まった時、
大丈夫なのか?という気持ちもありましたが、
序盤は固さが残る感じでしたが話が進むに連れて大分砕けてきて
段々と楽しめるようになってきました。
犬(トシユキ)が出てくるあたりは毎回好きですよ。


今回のように自らを「AHOBOY」と呼び、
自主アニメでトンデモ演出をしてきた人を入れ、
演出側から新しい血を入れていくことに自分は大賛成ですよ。