雲のむこう〜新海物語

美術や音楽、レイアウトなど非常にすばらしい部分もあったのですが、自分は劇場で見ていられなかった。劇場出てから、便所で吐いてしまったぐらい。

ボソボソ喋る主人公の喋りが、1時間もモゾモゾ続くのもきつかったんだけど、一番きつかったのはヒロインの女の子。たぶん一番動画使ってたのではないかと思うけど、動き、喋りともに気持ち悪くてダメだった。作画的には非常に上手いんだけど、パソコンゲームの女の子のイメージの演出なのかな?妙に狙ったというか、趣味というか…。なんというか、上手く例えられないけど、他人の真剣なオナニーを見せられてる感じ。上手いだけに辛かったなぁ。

作画に関しては、作画監督の力不足は感じてしまったけど、これはもう仕方ないよな…。アニメーター各人の作画は上手かった。スケートのシーン他、レイアウトとともに良いカットがいくつもあった。原画で細田直人さんがクレジットされてたけど、どういう経緯で参加になったんだろう?TVアニメの監督クラスが原画で参加してるって、自主制作という新海氏のイメージとはすこしずれてしまうなぁ。
やっぱり新海氏は自主制作で、自分を好きでいてくれる人に対して作品を発信する形が、今のところ妥当ではないかと思いました。