フタコイオルタナティブのフィルム表現

このアニメでたびたび入るフィルム風味のシーン。
基本的にデジタルではフィルムの粒子的な発色は得られないわけで、どうしてもモノとデータとの差は埋まらない。元々綺麗なものを汚く見せようとするのと、汚くなってしまうものをできるだけ綺麗に見せようとするので発想は逆だけどよく出来てる。
実際にあれほどフィルムにノイズ入ってると「管理がなってない!」と怒られたりもするんだけど…。映写機自体から来るノイズもあったり。



他にも映像がそれらしく見えてしまうのは、やっぱり画面の構図や切り方などが8mmの自主制作映画でありがちな文法を使ってるから。インターバルタイマーを使った影や、雲の動きの撮影なども1度は通る道(笑)


今回演出、コンテの平尾隆之さん。実際に撮られてた方なのだろうか。