劇場版 NARUTO-ナルト- 大激突！幻の地底遺跡だってばよ
作画監督：西尾鉄也、外丸達也 原画：遠藤正明、松本憲生、小倉陳利、沖浦啓之、山田起生、橋本晋治、橋本敬史、他
昨年同様に映画としてはちょっと内容に不満の残る作品だったが、作画は別。作画アニメとしてかなりボリュームアップしていた。
アニメーターの個性が光る豊富なアクションと、それに伴って入る橋本さん味のエフェクトが忍術バトルを盛り上げる。アバンタイトル部のブラリ感はかなり西尾さんっぽい味。アクションシーンではないが、序盤フェレット捕まえてからつり橋向かうまでがなかなか気持ちよく動いていて、ナルトではあまり見られない作画だったので印象に残った。
終盤はぴえろらしいアクションシーンの連続でかなりの見ごたえ。その中でもサクラが１対１で戦うところの作画は完全に別格。ハイスピードすぎて捉え切れなかった部分もあるが、大平晋也さんの人物エフェクト主義にも多少通じるような崩し方で、サクラが変形しながらトリッキーに動く。天才じみたセンスが光る作画で、これが見られただけでも見に行った甲斐があったと思えるぐらい。このシーンはおそらく修正ほとんど入ってないのではないかと。原画是非見てみたいです。
1度見ただけでは各シーンを一つ一つ吟味するまでにはいかないぐらいのボリュームだったので、機会があったらもう一度見に行きたいですよ。今度はパンフレット立ち読みであらかじめスタッフ確認してから（笑）
