烈・激我印!!(レッツ・ゲキガイン!!)


アニメ様の七転八倒 第23回 熱血作画だ!ゲキガンガー!!
http://www.style.fm/as/05_column/animesama23.shtml


「生まれて初めて借りたレンタルビデオは?」と聞かれたら、自分が答えるのはドラえもんでも宮崎アニメでもなく、高校時代に借りた『ゲキガンガー3 熱血大作戦』になります。


当時新潟に住んでいた自分は、家ではテレ東もBSも見ることができないので、「東京の声優学校通ってる友達の兄貴」の録画して送ってくれたものでテレ東系アニメを見てました。それはダビングにダビングを重ねたもので画質もヒドイものでしたが、それでも見るしかなかったのです。「地方で放送してないから送ってもらって見る」というのは未だに続いてます。


ナデシコ自体にはそれ程思い入れがなかったのですが、劇中アニメであったゲキガンガーには強く惹かれました。当時は吉松さんや荒木さんは知りませんし、もちろんアニメ様も知らなかったのですが、明らかに時代錯誤した設定とキャラクターデザインとそのタッチ、構図など明らかにマニアウケを狙ったような画面が面白くてナデシコビデオ中のゲキガンガー部分を何度も見てました。そんな中でゲキガンガーのオリジナルビデオ化は「これからいちいち早送りしなくてもゲキガンガーだけが見れる!しかもしかも新作まで入ってる!」と、小躍りしながらビデオ屋に借りに行った憶えがあります。これも友達にダビングしてもらって何度も見ました。アニメ様の文中にもある「いいね、あなた達は楽しそうで」という、制作サイドの楽しさが高校生の自分にも全力で伝わってきていましたよ。


今回のアニメ様の文章にある「手つなぎ」や「指さし」、「真っ二つになったゲキガンパンチは中身が空っぽ」「無限リピートで逃げる群衆」「アカラロボは手だけが別セルで、不自然に動く」など当時は元ネタも分からなかったんですが、自分としてはすごく思い入れあるカットです。誰にも言ってませんし、見た人でたぶん気づいた人もいないんではないかと思いますが、昨年作った自主制作アニメで、アカラ様の「な、なにぃ!ケン達がゲキガンガーのパイロット?!」のカットのパロディを入れてます。絵柄は自分のものですが、アカラ様の構図はそのまんまでエフェクトだけ全く別に書き起こして。実際にはコピーのコピーだったわけですね。


ルパンのマモーの記事あたりから、「アニメ様の七転八倒」は個人的にツボをつくラインナップと思い入れが伝わる文章で非常に面白いです。特にアニメ様的にも思い入れの深いゲキガンガーについては是非語っていただきたいと思います。それこそ全カットの解説が聞きたいぐらいですよ。アニメージュか何かの付録に付いた小冊子でゲキガンガーの解説が載ってた物を持ってたのですが、引越しのドサクサで失くしてしまいました。確かコンバトラーのテキストミスか何かのネタなど書かれたモノだったのですがよく憶えていません。ここら辺も是非語っていただきたいです。