こみっくパーティーRevolution 第05話 「熱闘!コスプレファイト」
脚本:鴻野貴光 絵コンテ:いまざきいつき、四谷光宏 演出:いまざきいつき 作画監督:山下敏成 原画:浅井昭人、加藤剣、小野陽子、小澤円、西川憲二、菊地勝也 吉野真一、石井久志、いまざきいつき、高田晃、中野典克 近藤源一郎、渡邊由香里、高橋亮、黒瀬大輔 arp Japan 趙俊映、許宰??、劉相??、金智恩 GaRan 金沢美愛
コスプレイベントを開催する話。タイトルそのまんまです。
コンテ・演出・作画と完全にいまざきさんと山下さん二人が世界を支配してましたね。全体的にレイアウトやポージング、動きのモトになるのはいまざきさんで、山下さんが作画監督としてかなり絵を直されていたのではないかと思われます。ぱっと見、山下さん自身が書き起こしたカットと思われるはコスプレショーのメガネのお姉さんが手を振るところ、バンクしてないであろう変身バンク、あとはラストの夕日のカットでしょうか。理由はアレが上向きでよく動くからなんですが(笑)
いまざきさん自身が担当されたのは主にオタク二人組が出てくるところ二箇所ですね。演出・作画ともいまざきさん全開で飛ばしてます。極端なパースのついたポージング、十字エフェクトに火炎龍とお約束ですがこういうのはやっぱり楽しいですよ。後半は流れも良くて、コスプレショーでオタク二人組が登場、ヒーローショーのような場面から「オタク時空」の発動で特撮的展開へ。そしてエフェクト全開で一気にアニメ的にフィニッシュ。一連の流れがアニメでありながらそれぞれの番組(ショー)の「枠」を感じさせる作りで非常に面白かったです。あと細かいところなんですが、「ワタシは…ピーチは負けないんだからー!」と瑞希が立ち上がるところが妙に腕が太くて、体も全体的にマッチョなんですよ。普通のカットではNGなのかもしれませんが、ここはググッと力が入るシーンなので逆に良い味だしてました。
いまざきさんの仕事を見るのは2度目ですが勢いすごいですね。80年代作画の要素を色々取り込んで、「俺はコレが好きなんだ」といわんばかりで。オマ−ジュでも何でもここまで徹底してやられるともう笑うしかないですよ。これ以上の勢いのある仕事がされてるとしたら、アニメファンとして嬉しい反面ちょっと恐ろしいぐらいです(笑)