ゲゲゲの鬼太郎 最強妖怪軍団日本上陸!

監督:芹川有吾
脚本:星山博之
作画監督山口泰弘
原画:宇田川一彦 清山滋崇 越智一裕 稲野義信
   直井正博 増田信博 門脇孝一 小山りょう
   篠崎俊克 森田奈苗 河野宏之

今日は子供の日ですね。鬼太郎を借りてきました。
以前借りたものなのですが録画したビデオ見つからなかったのでもう一度。


やはり見どころはラストの妖怪盆踊り。
妖精ニクシを100とするならば80ぐらいの
稲野ワールドが広がっています。
稲野さんの原画は動きといい布の質感といい
やはり着物キャラとは相性が良いです。


モブは完全に稲野キャラ。
砂かけババァら盆踊りをするキャラクターの手つきが怪しすぎ。
腕をまっすぐに伸ばして手首を曲げてフラフラしているこれは
もはやどこの盆踊りでもなく稲野踊りでしょう。稲野祭とも言えるかも(笑)


焼きとうもろこしを売っているネズミ男
駆け寄る子供や、ぬりかべに向かって玉を投げる子供達も
実に良い動きをしています。サラッと書いている感じですね。
枚数押さえてこの流れを描けるのが稲野さんのすごいところ。


稲野さんの原画なのに夢子ちゃんがちゃんとかわいいのは何故(笑)
さすがに修正が入ったのか平面アゴ顔じゃなくなってます。


他に作画で気になったところは
前半で妖怪チーが洞窟に入ってから
天狗を始めとして大陸妖怪たちが次々出現。
妖怪チーが妖怪城を出現させるところまでが
おそらく越智さんの原画になるんでしょうね。


鬼太郎らしからぬ金田系エフェクトで影も全体的に濃い目。
イスに座る妖怪チーのレイアウトもアオってて
昔流行ったロボのコックピット風(笑)


夢子ちゃんは裸になれと鬼太郎達が迫られ
裸エプロンならぬ、裸一反木綿になってサービス。


気になったんですが、オマケで付いている予告編の映像で
最強妖怪軍団がマヌケすぎ!どう見ても最強には見えません。
本編と全く違うじゃないですか。
同時上映では奇面組とメイプルタウンが面白そうな感じ。
鬼太郎は明らかにつまらなそうな雰囲気(苦笑)
実際は一部の作画以外イマイチでしたが。