「私はアニメを通してみんなに伝えたいことがあるのっ!」

YES!プリキュア5GOGO! 第18話「みんなに届け!うららの歌声」 
脚本:成田良美
演出:大塚隆史
作画監督:飯飼一幸
原画:田中宏紀 美馬健二 丸山匠彦 増田伸考
   福島史士 袴田裕二 上田恵未 池田さやか
   ポール・アンニョヌエボ フランシス・カネダ
   ビクター・パラノン アルフレッド・レイエス
   アリス・ナリオ ノエル・アンニョヌエボ
   レジー・マナバット レム・バレンシア

スタッフ一押し!としか思えないキュアレモネード担当回。
強烈なインパクトを残したのはやはりBパートの戦闘シーン。


『私は歌やお芝居を通してみんなに伝えたいことがあるのっ!』


というキュアレモネードの台詞はそのまま


『私はアニメを通してみんなに伝えたいことがあるのっ!』


という作り手からの作り手からの
情熱ほとばしるメッセージに聞こえる。
その前後の敵役とのかけあい、今話のタイトルも意味深い。


こういう荒々しく激しい上がりは
じっくり取り組んだ丁寧さではない、
現場の勢いが反映されているようで、
これを試写で見たら泣いてしまうんじゃないかな。



作画の内容はプリキュアらしいハイスピードで
ダイナミックなアクションで目が釘付け。
さらに背景動画からローズ登場〜アクションの
あたりでぶったまげましたよ(笑)
これは是非目で見て確認して欲しい。



大塚さんの演出は極端なパース構図以外にも
遠近感を感じさせるレンズ使いが多く感じる。
そしてプリキュアはギューンと飛んで来る。



次に印象に残ったのはスタジオの屋上で
シロップとうららが話し込むシーン。
髪のなびき方から見てたぶん田中さんの原画。


シーンの途中で光源の位置が変わり、
画面が薄暗くなるのは太陽が雲の影に入ったからで
二人きりの時間の経過の長さを見せる演出かな。