ステビア野菜

朝のワイドショーでステビア野菜なるものが紹介されてた。ステビアとは知ってる人は知っているポカリスエットステビアやその他食品で使われているステビア草由来の天然甘味料だ。その草の粉末を肥料として使ったり、ステビアを入れた水を畑に撒いたりして行なわれるのがステビア農法。これを見て、砂糖漬けになった日本の食生活の漫画のように思えて正直ギョっとした。トマトでも他の野菜でもそうだけど、今の日本人の甘味を好む趣向にあわせて糖度を上げるとその分、虫や鳥やその他の外的要因に狙われやすくなる。また、野菜自体も弱くなっているので、自己防衛が充分にできない。それをどのようにして補うかというと、やっぱり農薬である。しかし、消費者は農薬使用を嫌がるので使用が制限される。この二つを解消できる手段として出てくるのが遺伝子組み替えである。これもやっぱり消費者には敬遠される。農業従事者は、消費者の味覚的趣向、健康的趣向にあわせるために、何重もの苦労を強いられている。単純に甘い野菜を食べるということをと自然派趣向とカンチガイしている消費者が多い。甘いものは甘く、苦いものは苦く、酸っぱいものは酸っぱく食べるのが本当の自然派趣向ではないかと自分は考える。
酸っぱいトマトでいいじゃないか!苦いキューリでいいじゃないか!