先日のアニメを見ちゃおう大会
色々なアニメを持ち寄り、それについて考え、得られるところは吸収していこうというこの企画。実はまだ2回目。
会員が持ち寄ったものは以下のとおり(自分の除く)
・ロストユニバース01話 ・ドナルドダック(森の中のカメラマンの回) ・ガサラキ24話 ・高校鉄拳伝タフ01話 ・BSアニメ夜話第1回 ・銀河鉄道999劇場2作品、宇宙戦艦ヤマト〜ヤマトよ永遠に (金田伊功、友永和秀、稲野義信カット集) ・ブギーポップは笑わないCM(中沢一登) ・浸海伝説マーメノイドOP(なかむらたかし) ・アリスSOS OP(細田守) ・県立地球防衛軍OP(田村英樹) ・ジャンブル大帝(カラー版、新がつかない方)OP、ED ・宝島OPED(大橋学) ・ド根性ガエルED(近藤喜文) ・魔神英雄伝ワタル27話(磯光雄カット)
妙に濃かったり濃くなかったりするのは、会員のアニメに対する温度差みたいなもの。持ってこない人も何人かいたけど、まぁそんなもんです。
実はBSアニメ夜話は今回初めて見た。今回で新しく得たのはブライガーのOPのコックピットの3点レイアウト。あのレイアウトって劇場のポスターなんかで見られるような、正確なパースよりも、キャラクターを如何に格好良く見せるかを目的としたレイアウトに見える。それをなんだかよくわからない回転軸(点)で回り込ませるところがあのカット。個人的にはボーイの目線がカメラ移動に合わせて動いているところもポイント。
村上隆は自分はアーティストとしては評価できないけど、批評家としては評価できると思う。金田エフェクトを自分で描いて、作品にしてたけどそれなりに似てた。確かに直線と曲線でダイナミックに描かれるのが、金田エフェクトの特徴なんだろうけど、もっと円が入った絵、例えば炎の一部が小さくとぐろ巻いてたりするのが本家のエフェクトじゃないかな。山下将仁氏までいくとそれがさらに極端に。
でもこの番組、北久保弘之氏が今にも死にそうに見えるのが気になって、完全に集中しては見られなかった。体に気をつけてください。
で、次に見たのが劇場ヤマトと劇場999。
とりあえず、金田氏と友永氏のエフェクトとメカの違いを。友永氏のエフェクトは主に3色で表現され、丸みを帯びたどちらかというと立体的な煙や炎。タイミングも比較的わかりやすい。一方、金田氏は先も書いたように、ダイナミックな曲線と直線、特殊タイミング(特殊中割り)で色は2色で表現される。メカ作画は友永氏はディテール、金田氏はパースこだわった作画をする。
ヤマトと999で、同じ金田エフェクトを比較すると、製作会社の違いからか、999が線で表現されるのに対して、ヤマトがブラシで表現されているところも興味深い。
とりあえずここまで。続きはまたあとで。