札幌シネマフロンティアでアニメ映画2連発してきたっ。

スクリーンの中(作品)と外(視聴者)の男女比は反対だ!

劇場版 テニスの王子様
http://www.production-ig.co.jp/anime/tennipri/index.html

世界のアニメ界に君臨する「プロダクション I.G」(T.O Entertainment曰く)の劇場版最新作!実はテニプリ関連はTV、漫画とも見たことなかったので今回の劇場が初めて。なんとなく予想はしてたけど、周りがアレげな女ばっかりだった!劇場でカードゲームやってたり、上映中に平気で「手塚クン〜」とか喋る女始めて見たよ;


本編は自分の中のウソレベルを調節するのにいささか手間取ってしまった。なんというかテニスをやってるんだけど、ポイントはあくまで勝敗の一つの目安でしかなくて、先に相手を精神的、肉体的に追い詰めて動けなくした方が勝ちなんだな(笑)


作画は劇場としては少し物足りない部分もあったけど、全体的に上手かった。
原画にうつのみや理さん、大塚健さん、宮澤康紀さん、沖浦啓之さん、大平晋也さんらを確認。
たぶん、序盤の過去シーンがうつのみやさんで、沖浦さんも中盤以降の過去シーンやってそうな感じ。他にも手をブラっとした作画があったり、全体的にIG色の強い作品だった。そして最後の最後に大平さんのカットが(笑)ジェットなんとかでリョーガがリョーマをボートまで送り届けるカットの波は間違いなく大平さんだな。。その後ラストシーンまで、キャラは別の人が書いて、波を大平さんが書いてるはず。お伽の時は、細かいながらもダイナミックな作画だったけど、今回はより細かい作画。


うつのみやさん、沖浦さんの二人が出る作品と言うと、やっぱり走れメロスを思い出してしまうな。

出崎版AIR
http://www.air2004.com/

これはアニメ版を予習していった。客層はアレげな男性100%。周りから「俺、全キャラクリアしたよ」などと聞こえてくる。
これは映画館自体の問題なんだけど、予告の上映始まってすぐ音の悪さに気づいてしまった。テニプリが10番スクリーン、AIRが11番スクリーンでの上映だったのだけど、11番は10番に明らかに音が薄い。AIRの方がテニプリより音楽重要だろうになぁ(苦笑)上映中も音が二回ほど切れて、上映自体がイマイチだった。


肝心の本編、自分はちょっと掴めなかったな。
身も蓋も無い言い方すると、(やることはちゃっかりやってる)電波な女の子が死んだ話、ですか?


全体にかなり出崎テイストは出てて個人的には好きな演出なんだけど、カットのつながりがよくわからない部分があったり、エフェクトかけたり明度上げたりし過ぎていて、画面自体を見ているのが辛かった。こうなると出崎テイストが必要なのかどうかも怪しいな。


作画には杉野昭夫さん、大橋学さんら往年の名スタッフも参加。
劇場としてはかなり作画枚数少なかったんではないかな。でも全体的に動きは悪くないし、むしろ良い動きもあった。でも、作画監督が制御しきれてない部分が目立ってしまっているところがあったので、元の絵知ってる人は受け入れづらかったかもしれないな。あと、これは京アニ版を見てるから感じてしまうのかもしれないけど、芝居的な部分が少なかった印象があるな。時間の制約もあったのかもしれないけど、日常パートで人の生活感をじっくりと見せるようなカットが欲しかった。


先日も書いたけど、原作ファンが映画が気に入らないからといって、出崎ファンが集まる場に土足で踏み入って、出崎ファンを罵倒したり、荒らしまわるというのは恥ずかしいことだと気づいて欲しいな。でも、ファンとしてはアンチであろうとも18禁ゲーム層の人たちも今回の映画で、出崎統という人間がいることが気づいたことは喜ぶべきことなのかな。


追記:予告で見た細田ワンピはなんかすごい細田テイストでてて、期待できそうな感じだった。
カメラ引いたときの、線の省略の仕方や色彩などかなりセンス感じさせる作り。