アニメスタイル・スタイル?

下記の記事でアニメスタイル信者という言葉を使ってみて、少し考えてみた。
自分はアニメスタイルは好きで、雑誌も読んでいるし、WEB版の更新も楽しみにしているのだけど、ここ1年ぐらい違和感を感じるようになった。


WEBアニメスタイルが始まってから、色々なところで記事がとりあげられ、アニメーター他アニメスタッフに関して興味を持つ事が増えたことはとても好ましいことだと思うが、アニメの情報発信場所として定着したことによって、アニメスタイルが一つの権威になってしまったのではないかとも感じられる。アニメスタイルに取り上げられるものと、取り上げられていないものの間にボーダーラインが出来てしまったように思える。これは読者側の受け取り方によるものだろうが、取り上げられたものは、「評価を受けたもの」として認識され注目が集まるが、記事にされていないもの「評価をまだ受けていないもの」への視線が向けられなくなってきている人がでてきているように見える。つまり「アニメスタイル」を一つの枠組みとしてスタイル化してしまった人が出てきてるように思える。
アニメスタイルに載っている人とその作品はアニメの魅力を知るきっかけにはすばらしいものが多いので、とりあえず見ておくことは勧められるが、その後は自分の目と、考えを信じて、すでに有名な作品やスタジオ、アニメーターの名前にこだわらずに、色々なものを見てその中から、自分の趣向にあった作品や人を探して欲しいというのが、編集長の意思ではないかと思う。