キャッツ・アイ 61話「気まぐれスクランブル」

シナリオ:大川俊道
ディレクター:こだま兼嗣
原画:神村幸子、川越ジュン、あべじゅん子

俊夫が新米婦人警官(みゆき)にてんてこまいになる話。軽妙な脚本と芝居が楽しい回でした。特に駐車禁止の違反切符を切られた俊夫と婦人警官との掛け合いは面白かったですね。


医務室でおでこにキスされた俊夫が慌てるところや、踊り場で色仕掛けされた俊夫が逃げていくところの芝居がいい感じです。キャッツ・アイの出口や公園で俊夫とみゆきのフカンの歩きでパース以上に手足が細くなってるのは神村さんの原画でしょうか。公園での俊夫の手つきも若干高畑テイスト感じます。みゆきのメイクに驚いた怪盗28号がガニ股で走っていくあたりはカーアクションも含めて青木テイスト入ってますね。やっぱりコメディタッチに青木テイストは非常に映えますよ。客船から出てきた瞳に俊夫が釈明するシーン全般も抜けたタイミングで目に気持ちいいです。特に瞳が「プィッ」と横を向くところはあまりにタイミングが決まってて思わず笑ってしまいましたよ。今回は全体に青木テイストを感じられる芝居が散りばめられてました。クレジットはされてませんが、菖蒲さんが抜けた代わりにこだまさんが書いてるのかもしれませんね。


今回、イルカ回で何故か「猫」が出てくることに気付きました。お盆に今話では瞳の持っているお盆に猫の模様、ゴミに中からじゃりんこチエの「小鉄」風の猫が。確か前回は「うちのタマ知りませんか」のプレートが喫茶キャッツ・アイのドアに掛けられてました。気付いてないだけで探せばもっとあるかもしれません。


そういえばあべじゅん子(あべじゅんこ)さんは昨日のマイメロにもサンシャイン作画部で出てましたね。あれも良い話でした。ガチムチサンタと金子拓(ひらく)さんの参加にはびっくりしましたが。金子さんは判らなかったですが、サンタへのプレゼントお願いのカットだったら面白いですよ。