おねがいマイメロディ 11話「お料理上手になれたらイイナ!」

脚本:山田隆司 
絵コンテ・演出:大久保政雄 
作画監督松本勝次 
原画:大久保政雄 松本勝次 野田康行 藤田正幸  
   津野満代 高橋るみ 一町田嘉暢 冨岡寛  

電子レンジ女が出てくる話。山田隆司さんの脚本が強烈で記憶に強く残っている人も多いのではないかと思います。あの強烈に面白い回ですよ(笑)


Aパートの回想シーンでマイメロが「クロミちゃんが一生懸命作ってくれたのよ、ね!」のところからAパート終わりまで。マイメロの線がイキナリ極太になるので笑ってしまいました。クロミ鍋の中に変なモノが投入されるところのエフェクトもあやしいので、もしかしたら回想シーンの最初からやられてるかもしれません。


そしてBパート始めからバカップルの家で魔法が解けるまで。部屋の外や料理などは別の方だと思いますが室内はほとんどが大久保さんの原画だと思います。なかなかすごい仕事量です。


バクの耳をマントにするクロミあたりからかなり大久保さんのテイストが強くなってきて魔法かけてから一気に爆発していますね。電子レンジビーム放つ2カットとラブラブファイヤーを放つカットがもう面白くてしかたないです。特に2番目の壁を走るクロミとバクをビームが追いかけていくところがいいですね。首を回しながら顔からビームを放つ様や壁がビームで削られていく様が格好いいです。アニメでこのようにありあまるエネルギーを放出しているようなカットが見られると嬉しくなってしまうのは自分だけでしょうか。立ち込める煙を前に、レンジ女がビーム「しまった、開けると前が見えないタイ」というところなんかはどことなく特撮のような雰囲気を感じます。


マイメロ登場後、クロミ達が逃げていくんですが、大久保さんの描かれるバクはスピードを出すときちょっと伸びていていいんですよ。そのバクが大活躍する23話は非常に面白かったです。マイメロとゴリラのすったもんだがあって、魔法が解けておしまい。魔法が解けるエフェクトのカットは毎度大久保さんが描かれてますね。


次は17話なんですが17話は大久保さんが原画に参加されていないので割愛させてもらう予定です。