TALES OF THE ABYSS OP
絵コンテ・演出:古橋一浩 作画監督:松竹徳幸、亀井幹太 原画:竹内敦志、中村章子、黄瀬和哉、錦織敦史、松原秀典 橋本敬史、立石聖、外崎春雄、宮沢康紀、橋本浩一 古橋一浩、中嶋敦子、川元利浩、松本憲生
mixi経由で原画スタッフとOP見せてもらいました。テイルズのOPはIG制作で毎回見ごたえのある映像を楽しみにしているのですが、今回は一段とすごかったですね。古橋さんがアニメーション監督になったことで、松本さんや中嶋さんが参加。他にも色々なところから人が集まって作られてます。作画面でおそらく歴代の中でもベストではないでしょうか。原画はほとんどスタッフリスト順だと思います。
最初に自由落下しながらモンスターを切るところが中村さん、剣術指導が松竹さん、剣を腰にしまうところが黄瀬さん。ぬいぐるみで暴れるところは宮沢さんで魔法で出したヤリを投げるとこが橋本(浩一)さんでしょうか。宮沢さんのところは柔らかく生っぽい質感のぬいぐるみがブラブラと腕を振り回したり、殴られたモンスターもブニュっと潰れたりしてちょっとキモくて良い感じです。
弓を射るところは線の感じから松竹さんっぽい印象なんですがちょっと自信ありません。ここはかなり巧いです。
船の上で振り向きから背後を通り過ぎるまでが古橋さん、そして女の振り向きから二人の笑顔までが中嶋さん。古橋さんのところは顔が特徴的なので判りやすかったのではないかと思います。次が中嶋さんなので余計に目立ってますね。
聖堂で巨大な天女のようなシルエットから布がでてくるところが川元さん?川元さんの参加は意外でした。ボンズ以外で仕事は久しぶりなんじゃないでしょうか。モワッと途切れなく出てくる布の感じが良いですね。
梁の上で主人公のバトルが松本さん。ここは線から他のカットと全く違うので判りやすかったと思います。立体的な構図をダイナミックに動きまわるキャラクターはさすがに見ごたえがありますね。空中から剣を振り下ろすところなんかはちょっと田中達之さんっぽい顔に見えます。ここは構図や効果線の入れ方が秀逸で非常に迫力のある画面でした。イナズマのエフェクトや砕ける梁もすばらしい。このシーンはもしかしたらコンテから松本さんが起こしているのかもしれません。
そして最後に煙が出て建物が砕けるところが橋本さんでしょうか。リストの順番から見て前半のクレーターでの爆発も橋本さんだとは思うのですが、透過光が強すぎて煙のフォルムが見えなくなってしまっていて判断しかねました。せっかくの煙が見えないのは残念ですね。
何箇所かわからないところや勘違いしているところははあると思いますが、個人の特徴を完全に把握してないのであしからず。ここはこうじゃないか、という意見などありましたらどうぞお願いします。特徴などの具体的な理由を添えてもらえるとわかりやすくてありがたいです。