新世紀エヴァンゲリオン 12話「奇跡の価値は」

脚本:薩川昭夫 庵野秀明
絵コンテ:摩砂雪
演出:石堂宏之
作画監督:重田智
設定補:ヲギ・ミツム
原画:久高司郎 東條健二 高尾一平太 伊藤工事 藤沢俊幸 
      坂本修司 田口広一 山崎敦 山田珠美 吉成曜 
      守岡英典 増尾昭一 宗和真司 森田圭一 須賀十郎

先日エヴァンゲリオン(パチンコ)の話をとした時にオススメされた12話。
今見ると全体的な作画はそれ程良いとは思えないものの、
エヴァ3機が出てくるところの作画は別格ですね。


エヴァ3機の作画が全部吉成さんの作画かどうかは、自分はわからないんですが、
おそらくエヴァ各機の足元を映したカットと、初号機が加速するカット
初号機が使徒を受け止めるカット、コアをやられた使徒が膨らんで爆発するカットは
吉成さんの作画ではないかと思いました。


足元をアップにするときに、巧いエフェクトや破片が書かれることで、
使徒に向かっていくシーン全体の迫力がぐっと増していますね。


そして初号機がATフィールドを展開するところはもう圧巻の出来。
ここは自分が語るよりも、手元にビデオある方は見返して見て欲しいです。
作画を意識してみると、意識せずに見たときとは全く違った印象で
こはちょっと感動しました。


初号機が山をジャンプするときの手足を前に伸ばすしぐさや、
零号機が高圧電線を飛び越えた後にバランスを崩すところは
今見てもエヴァらしいケレン味があって実に格好良いです。


エヴァンゲリオンは今回は作画だけでピックアップして見たのですが、
10年たった今だからこそ、もう一度ちゃんとシリーズ通して見たいですね。
アスカ、アヤナミ論議から、ストーリー解析、各作画パートの作画話まで。
ついでにアヤナミのブラの付け方論議なんかも。
昔できなかったことを改めてしてみたい気がします。