ふたりはプリキュア MaxHeart 47話「扉を開けて!ここから始まる物語」

脚本:羽原大介
演出:西尾大介
作画監督川村敏江
原画:川村敏江 冨田与四一 佐藤元 東美帆 高橋任治
   藤井孝博 生田目康裕 袴田裕二 永島英樹 志田直俊
   青山充 松田千織
   ポール・アンニョヌエボ フランシス・カネダ ノエル・アンニョヌエボ
   レジー・マナバット レム・バレンシア ビクター・バラノン
   アリス・ナリオ 

今さらですが、プリキュアMAXの最終回。
手には汗、目には涙ともうアニメの最終回として文句無しですね。
非常に感情移入を誘う見事な演出と作画だったと思います。
声優も含めてこういう力の入った映像を作り上げられるのは
やっぱり東映の良いところですね。
甘いという人がいるかもしれませんが、
自分はこれで良かったですよ。すばらしい!


作画に関しては見どころが非常に多かったです。
バンクを含めた富田さんのアクションも相当光ってましたが、
個人的に今回一番良かったのは、(担当は自信ないんですが)
袴田さんになるんでしょうか、序盤のズタボロのプリキュアでした。
なぎさとほのかがそれぞれ泣くところ。


ここは特別すごい動きがあるわけではないんですけど、
絵に力が入った感じがすごく表情に現れていて、
それが話とマッチングして非常に良いんですよ。
こういう作画が入るとこちらもグッと感情が入ります。


最近、自分がアニメの「動き」以外の絵的な表現への理解が
実は非常に薄いということを感じています。
例えば最近話題になった西田さんのエルスとか、大塚さんのガッシュとか。
「動き」だけでない、アニメの感情表現の部分も
もっと理解できたらもっとアニメが楽しく見られるんではないかと思っています。
こういう「作画」の楽しみ方も有りだと思いますよ。


ところでプリキュアではOPで1カット、本編で2カット
独特の煙書いている人が、たぶん一人いるんですよね。
本編、OPともジャークキングが地上を破壊するところのすごく短いカットです
輪郭はシンプルなんですが、その中に細かいディテールで書き込まれています。
見方によってはちょっとグロい煙。