BLOOD+ OP3


http://www.youtube.com/watch?v=x5mrxoHt2VE

絵コンテ・演出・原画・作画監督:塩谷直義 
原画:斉藤久 宮沢康紀 山下善光 田畑寿之
   山田誠 浅野恭司 大原泰志 石井百合子
   中村光宣 崎山智明 津態健徳 矢萩利幸
   塩谷直義

ベストカットはやっぱりラストの小夜のお尻でしょう(笑)


動き自体を楽しめるポイントは少ないんですが
コンテ・レイアウトがバッチリ決まってるのが格好良いですね。
色彩も現代的なこだわりを感じられます。


風人物語の頃に、IG内で大平晋也さんリスペクトの
原画を書く人がいると聞いていたのですが、
それがいよいよ表になってきました。


見開く瞳や、頭を抱えて叫び、伸ばした両腕と
サイファイハリーと共通するモチーフが多いのが特徴。


厚くふっくらとした唇や平行四辺形の瞳の書き方など
全体的に寺田克也さんのデザインに歩み寄っています。
ラストで小夜と対峙するディーバがイノセンス攻殻機動隊)風の
デザインになってるのはIGリスペクトということなんでしょうか。


今回のOPで面白いのは塩谷さんをはじめとする
原画マンの鉛筆の線がしっかりと残してあったり
マーカー風の着色がしてあるところ。
これはもう「大平晋也対策本部」で培ったIGの技術ですね(笑)


塩谷さんはこの線だものなぁ
http://www.production-ig.co.jp/contents/people/images/rakugaki/060216.jpg


アニメのOPというと、音楽にのせて
本編のストーリーや各キャラクター性をなぞったものと
内容と関係なく本編のキャラを使った(使わない場合も有)
完全に音楽のプロモーションビデオとなっているものとがありますが
BLOOD+は明らか後者の方を狙ってます。


この手のOPは格好良いのはいいんですが、
如何にOPが魅力的でも、OPで満足してしまって
本編を見ようという気にあまりならないんですよね。
BLOOD+はOPが切り替わるたびに見ています。
良くないとは思ってるんですが。