グラヴィオンのうつのみや調作画

超重神グラヴィオン 第09話 「遠い抱擁」
脚本:志茂文彦
画コンテ・演出・作画監督鈴木信吾
原画:鈴木信吾 石浜真史 椛島洋介 嶋田俊彦
   森下真澄 佐々木薫織 水野佳樹 川畑えるきん
   久嶋浩徳 堀井伸雄 楠本巨樹 内納健治
   坂井久太 山内尚樹 みうらたけひろ 
   UNI ANIMATION

昨日のコメント欄でオススメしていただいたグラヴィオン9話
手元にあったのでを見直してみました。


Aパートでメイド達に全裸に剥かれたエイジがミズキの部屋に入ってから
ミズキがエイジにウィスキーをぶっかけられるあたりまでが
鈴木さんの担当パートになるんでしょうか。
もしかしたら他の人も手伝いで一部入ってるかもしれません。


絵はウィッチブレイドの時ほどキャラデから離れてはいませんが、
動きは確かにブラっとしたうつのみや調入ってます。


蹴られたエイジがテーブルにもたれこむところのブラっとした動きや
ミズキがエイジにウィスキーぶっかけられるあたりの芝居の入れ方が中でも特徴的。
蹴られるところはいいなぁ。画像はブラー入っちゃってますが。
床にぶつかって折れたモップをや口元を映すあたりもこだわりなんでしょうね。
やりたいことはよくわかります(笑)


Bパートの最後のあたりにエイジの手が映し出されるカットがあるんですが
ここも指の描き方に特徴があって気になりますね。


気付いたところといえば、
Aパート開始直後でパソコンをいじるミズキと回想で入るアヤカがみうらさん
Bパートでアヤカが消えた機械のところで
ミズキがDNを交えながら重力について色々説明するあたりが石浜さんかな。
ローアングルのカメラに向かってミズキが座り込むところなんか特に。


しかしこうも似た傾向の作画する人が集まってると何がなんだかよくわからないですね。
同じモノが好きだから集まったんでしょうが(笑)


やはり一度見た作品も改めて見ると新しい発見が沢山ありますね。
改めて見ることでアニメに含まれる情報のうちの作画という範疇においても
いかに自分が色々な情報を見落としているかということを気付かされます。
逆に言えば、以前は見落としていた情報を拾えるようになったとも言えますが。
作画にしても演出にしても、撮影にしてもマニアと呼ばれる人は
同じ物を見てても、そこから得られる情報量が全然違うんだなぁと思ったりします。


ただまぁ、そのようなマニアになるべく(呼ばれるべく?)
「これだけは見とけ」と言われる十分に検証の進んだ
共通言語になりそうな有名な作品を
ストイックに見たりする必要は個人的には無いと思っています。
共通言語はあった方が同じ趣味の人とコミュニケーションが
取りやすいというのはありますが
はじめからポイントを絞ってしまうと、
それ以外の情報を見落とす確率が高くなってしまいますから。
日常見れるもので自分の好きなもの、見たいのものから
それぞれが楽しめる情報を得ればいいんじゃないかと。
楽しめるのが一番。そうじゃないと長く続かないですよね。


マニアになるのはおそらく個人の貪欲さと経験の積み重ねですね(笑)
自分も後15年続けられればマニアになれるかも?