Gu-Guガンモ 43話「ガンモの宇宙戦争!トサカ軍団の逆襲!!」

脚本:戸田博史
演出:遠藤勇二
絵コンテ:高山秀樹
作画監督:志田正博 
原画:深沢幸司 摩砂雪

ガンモの番外編?のSF話。


さすがの猿飛では番外編の映画ネタを多数やっていて
その中の一つでスターウォーズもやっていました。
その時も担当はジャイアンツで摩砂雪さんが原画やってましたね(笑)
今回は摩砂雪さんが突出した動きを描くというよりは
全体的にパタパタとした動きとエフェクトそしてメカ描写が特徴的。


志田さんの絵でスキンヘッドにトサカ頭になっている
つくね姉ちゃんの登場はインパクトありすぎ。
トサカ頭のリンダはちょっとキャラがわからないですね(笑)


居間でハンペン父の読んでいる「闘映新聞」には見出しの
「日米合作の行く末は」というのはGIジョーかサンダーキャッツのことかな。
「動画まかせの原画が多すぎる!!」「アニメーター出世競争の行く方」など他にもアニメーターネタが。
「静かにふえる”ひとりぼっち”の中割マン…」など中には笑えないネタまで。


コーヒーに腹を立ててちゃぶ台返しをするハンペンが
父に殴られて吹っ飛びながら戸を突き破って壁にぶちあたるというのは
これはおそらく侍ジャイアンツ長島茂雄に殴られる
番場蛮のパロディでしょうね(笑)作画も良好でした。


逃げるトサカ帝国のボスを戦車で砲撃するあたりは
新ルパンの最終回、テレコムの作画をそのまんまやっています。
ここまでいくとパロディというレベルじゃないなぁ(笑)
当時のジャイアンツがテレコムから影響を受けていたという
これ以上無い証拠の一つですね。


↓こちらのHPで画像比較をやられてていますので参考に。
http://www5e.biglobe.ne.jp/~a-rasan/gunmo.html


メカガンモを呼んで宇宙にでてからは宇宙戦闘へ。
80年代らしいコックピット描写にメカガンモの糸引きミサイルなども。


こういうメカやアクションを入れやすい話に
ジャイアンツを持ってくるのはまさに適役でしたね。
メカやSF小物のデザインもスタジオでやっているんではないでしょうか。
ハマリ回のひとつでした。1話で前後編構成になっているのもナイス判断。