さすがの猿飛 あにまる屋回3

さすがの猿飛 第15話 「ネグラ忍法帖!?」

脚本:柳川茂 絵コンテ:福富博 演出:山田雄三 作画監督:金沢比呂司 原画:あにまる屋

タイトル後、回想の「野菊の馬鹿」のシーンから肉丸家の縁側での
一連のシーンがほとんど木上さんの原画になると思います。
結構なボリュームです。


縁側を駆け回る母と肉丸がいい感じ。
肉丸を捕まえてボヨンボヨンと弄ぶ母は
2コマ作画になるんでしょうか。
なめらかな動きと芝居がかった動きで
縁側が劇場舞台のように見えます。
狙ってやってるのかはわかりませんが楽しい効果。


祖母の墓参りを嫌がる肉丸に切れる八宝斎
すごいパースでコスプレ変化しながら回りこみ。
出た!天下の福富演出!(笑)これもすごいなぁ。


八宝斎と肉丸母の合体技が肉丸にヒットするところも良い出来。
やっぱり腕を振るようなしぐさは巧いです。


駅のプラットホームで赤い糸でつながれた肉丸父母が
引き裂かれる?シーンは二人ともすごい顔。
あにまる屋回は両親の顔の濃さが目立ちますね。


Bパートではなんとピアノを弾きながら回り込み!
そのピアノにもしっかりワカメ影。
そして再度回り込みを経て転校生との対決に。
神風の術が破られるあたりもおそらく木上さんの作画でしょう。


福富演出の回り込みに木上さんを持ってくるあたりわかってるなぁ(笑)
木上さんの作画は楽しさと味わいが両立していて、
アニメ作画を見ることに慣れている人もそうでない人も、
アクション好きから芝居好きまで割と幅広い人に受け入れられやすいと思います。