さすがの猿飛 あにまる屋回5

さすがの猿飛 第21話 「ファーストキッスで待たされて」

脚本:まるおけいこ 絵コンテ:福富博 演出:山田雄三 作画監督:金沢比呂司 原画:あにまる屋

Aパートで一緒に歩いてくる肉丸と千秋に魔子が出会うところから、
「オジャマブータ」と魔子にハンマーで殴られる肉丸までが木上さんの作画でしょう。
ところどころ別の方の原画が入ってるかもしれませんが、結構長めのシーンです。


肉丸のことで口論になる魔子とミカのやりとりや
ハンマーで殴るモーションと殴られた後に出てくるサイケな配色のエフェクトが素敵。

肉丸を振り舞わす魔子の顔がかなりデザインと違うものになってるんですが、
これは今までの木上さんのイメージとは違うような気がします。


魔子の部屋で魔子とミカと千秋が話し合いをするところで透過光を使った演出は印象的。


Bパートでクナイを投げるハットリも木上さんの作画になるんでしょうか。
投げるモーションの後に揺れる髪の毛と飛び散る汗のフォローが入るのが特徴的。


ラストにハットリの部屋で千秋が暴れるところから
ハットリが親父に怒鳴られて吹っ飛んでいくところまでも
木上さんの作画でしょう。今回のクライマックス。


畳についた千秋の手にワンカットを経てエフェクト影が入ることで
なにやらこれから恐ろしい事が起こることが伝わってきます(笑)


柱を振り回す千秋とそれを避けるハットリがいい感じ。
木上さんらしく大げさに振り回すモーションもいいんですが、
それを軽やかに避けるハットリには運動神経の良さを感じさせられます。
アオリで何か持ち上げるというカットは基本ですがやはり迫力ありますね。


手で壁を突き破ったり、畳を投げて家を破壊したりすることで、
木上さんの破片が見られるちょっと貴重なシーンでした。