新ゲッターロボ OP




http://www.youtube.com/watch?v=g-YMXkwPg8s

オープニングアニメーション
作画監督:鈴木藤雄 田中良
原画:工原しげき 田中千幸

前々から見たかった新ゲッターを後輩から借りたので見始めようかと思います。


新ゲッターは鈴木さんのキャラデらしく線が異常にぶっといのが特徴。
この線を画面に出すだけでもものすごい大変でしょうね(苦笑)
OVAだからこそ出来たクオリティだと思います。


ちなみに監督は川越淳(ジュン)さん。スーパーロボットOVAではおなじみの人。
監督としての仕事に触れたことはありませんが、
スタジオイルカのアニメーター時代の話はここでも何度かしていますね。


OPは落ち着いていながらもアニメ心をくすぐる演出が素敵です。
エフェクトもしっかり入って鈴木さんの作画ファンにとっては嬉しい仕上がり。
やはりみどころはやはり主役のメカが出てきてから。
極端なパースのついたゲットマシンがカメラに向かって飛んできて、
カメラはコックピットの中へ。これもうゲッターの恒例ですね(笑)


ゲッター1が怪獣をトマホークでまっぷたつ。
爆発する怪獣と鏡張りのビルごしに逃げ惑う人々を手前にカメラが眺める。


ゲッター2がのドリルミサイルが空中の敵メカに命中、そして爆発。
ミサイルの軌道はジグザグじゃないといけないというこだわりを感じます。
ここはマジンカイザーの冒頭のシーンを思い出させられますね。


個人的に好きだったのがゲッター3のカット。
都会の用水路に浮かぶ屋形船の上をミサイルが飛んでいって、
画面奥の怪獣に命中。ゲッター1のカットもそうですが、
こういう現実感を描くことで、対比によって非現実を強調するような演出は
特撮やアニメなどのいわゆる巨大モノでは定番ですが、
それを上手くやられるたびに、冒険心やロマンを感じさせられて、
毎度いいなぁと思ってしまうんですよ!(笑)
特にこのカットのように現実感のあるものが
レイアウトで丁寧に書かれているとベターですね。


新ゲッターは鈴木さんがキャラデ、田中さんメカデということで、
OPにそれぞれ作画監督として入られてますが、両方描ける人たちなので、
それぞれの担当を振るい分けしてるとはちょっと考えにくいです。


以前話題にしたヴォルターに参加した鉄羅紀明さん、工原しげきさん、
そして鈴木藤雄さんらのラインは感覚系のエフェクト好きとしては
外せないところにありそうなので、まぁ少しづつ見ていこうかと思います。