最後に笑うガイキング?

ガイキング 第29話 「食らえ必殺のフルコース!最後に笑うサスページ!!」 

脚本:古怒田健志 演出:古賀豪 作画監督:榎本勝紀 原画:石川哲也 小野和寛 野澤芳樹 藤田智也    傅明蒅 陶健 李荽周 ソウルダブ 上海ダブ

Aパート開始直後のキャラ作画、特に副長、ピュリア、リーが
話しているところが微妙で一抹の不安を覚えたのですが、
Bパートのメカシーンでそんな不安を吹っ飛ばしてくれました。
http://www.youtube.com/watch?v=GL6YJ0C8eTM


メカ戦闘の中にディックが一人生身で入ることで、
対比によってそれぞれのメカの巨大感が強調されていて、
見ごたえのある画面になっていましたね。
ディックが見上げる大地魔竜なんかはすごい迫力。
見上げたガイキングも格好良かったです。
これはストーリーのアイデアとコンテレイアウトの勝利。


夕日をバックにライキングの旋風脚から
デスパーサイトのコンボは文句無しの格好よさ。
地面を削りながら滑っていくガイキングや、
力なく降ろした腕の重さで崖が崩れるカットや、
地面に着地したバルキングの風圧で木や地面が飛び散るカットなど
派手なものから地味なものまで、
大きさ・重さを感じさせるような描写を
ところどころに積み重ることで、メカの存在に対する
説得力をもたせているのがすばらしかったです。


最大の見所はやはりバルキングとの決着で
パンチャーグラインドを放つガイキング
地面を踏みしめるところをパースをつけた構図で
たっぷりと見せているところがものすごく格好良い!
作画も非常に巧くて、ここはもう何回も見ましたよ!
このカットだけ見るとパンチをするというよりは、
野球のピッチャーの投球のような感じなんですよね。
その前のバルキングに向かって重そうに走るガイキング
地味ですがなかなかの見ものでした。


ガイキングも序盤は塗りミスや設定ミスの連発があったりして
シリーズ通して見られるか不安でしたがよくここまで持ち直したと思います。
そんな中でもダブは最初から頑張ってましたが。
4クール1年モノはシリーズを通じてスタッフが集まり、
盛り上がっていく様子がたまらないです。
1クールだと放映している頃にはもう半分以上の製作が
終わっまてますから、こういうライブ感が薄いんですよね。
放映前に確保したスタッフで勝負が決まっているというか。
京アニやユーフォーなんかがこういう勝負の仕方だと思います。


ガイキングはこの盛り上がりぶりで、あと約20話も見られます。
これからどういう風にさらに盛り上がっていくのか楽しみにしています。
最後に笑うのはガイキングか?