巧い若手アニメーターとは

作画ファンの間では最近は巧い若手アニメーターが多いように言われています。


今の20代の半ばぐらいまでで巧いと言われ、
それなりに名前のある人は技術的な成熟はもちろんなんですが、
今の作画ファンが良いと思うようなものと同じ物を見て
アニメーターになっているのでファンと反応するポイントが近いんですよね。
これはどうやったらファンに巧いと思って
もらえるのかを知っているのと同じだと思います。
表に出ていない、若くて巧い人もいっぱいそうです。
自分も自分も大いに期待しています。


80年代アニメなんかは当時10代から20代だった
パワーのある人たちが中心となって作り上げてきました。
沖浦啓之さんやなかむらたかしさんは、
26歳ですでに10年のキャリア。
あの頃とは必要とされる技術も異なっていたので、
単純に今と比べることはできないんでしょうが。


ただ言えることは、今の20代は相対的に若いのであって、
アニメーターのアニメーターとしての寿命が
昔とさほど変わらないことを考えると、
20代後半ぐらいになるともう若手とは
呼べないのではないかと自分は思ってしまいます。


どんな方法でもいいのでなるべく若いうちに頭角を表し、
認められていけるようなキャリアを積んでいくことが
重要だということは今も昔も変わらないですね。