ルルーシュとターンエーに見る手の芝居

ほとんど趣味の問題なんですが気になった手の芝居の話でも。


ルルーシュのOPで手だけの芝居があったのですが、自分にはまったく良く見えない。
それはどうしてなのだろうかと、自分の中で好きな
ターンエーガンダムのOPの手の芝居と比較しながら考えてみました。



まずはルルーシュのOPの手のカット、
戸惑いながら何かに助けを求めるも何もつかめず、
遥か上にいる力(ギアス)を持った存在、
ルルーシュに手を伸ばすという芝居。



一方のターンエーガンダムのOP2の手の芝居は
ディアナのバストショットから始まってるので、
正確には手だけとはいえませんが、
悲しみの手を伸ばすディアナの白い手と、
差し伸べるロランの褐色の手が繋がる(結ばれる)という芝居。


芝居のテーマ自体は問題にしても仕方が無いので割愛。
ルルーシュはデザイン上の都合で単体のアップで見ると
手というよりも節足動物の足のように見えてしまうのが気になるんですよ。
特に物を掴むような形の時にそれが顕著。
芝居に対して動きが多すぎるところもそれを助長しているように見えます。


戸惑う動きを半分にして一つ一つの芝居の密度を上げれば
良かったのではないかと個人的に思っています。
手のように一つのものをアップで見せるときは動きを増やすよりも、
ターンエーのように枚数たっぷり使って動き一つ一つをじっくり見せる
リッチな動きの方が映えますね。指が細ければなおさらゆっくりで。
ターンエーのように設定よりも少しリアルにしても良かった。


今回ターンエーの褐色の手はロランと決め付けてしまいましたが、
これで実はグエン様の手だったら衝撃的すぎる(笑)