青木テイスト溢れるシティーハンター

シティーハンター 第16話「おきゃんスチュワーデス リョウの教官物語」
http://streaming.yahoo.co.jp/c/y/bch/10139/1013901600/
脚本:星山博之
絵コンテ:港野洋介
演出:加瀬充子
作画監督いのまたむつみ
原画:古泉浩司 西村誠芳 荒木英樹
   仲田美歩 池田和洋 はしもとしんじ

青木悠三さんのコミカルなセンスの光る話。
演出に加瀬充子さんが入ってますが、
全体に青木さんのテイストがかなり強い。
ゲストの坂本千夏さんの軽妙な演技も良かった。


Aパートでリョウがサンドイッチを食べながら
電話をするカオリに話し掛けるところの絵が
ちょっとリアル系入っているのは今までに見たこと無い感じです。


パーラーでカオリとちえみが狙われて、
車に逃げ込むあたり青木テイストを感じる画面。
Aプロっぽさを感じる原画です。
逃げ出すタイミングもとても面白い。
コンテ段階で間抜けな悪党のB級アクションを描かせたら
当時青木さんの右に出る人っていなかったんじゃないかと。


Bパートの倉庫内でのカオリと悪党のやりとりのあたりから
クライマックスまでが古泉さんの原画かな。
動きを含めた全体的な画面のレベルが高く、
画面に向かって拳銃を構える悪党や、
悪党に向かってワイン瓶を投げつけるリョウなど
ポイントポイントで格好良い原画を持ってくるのがすばらしい。


ワイン瓶をぶつけられて気絶する悪党や
電気の流れたワインで痺れる悪党は例によって青木テイスト(笑)


エピローグ部の飛行機内でのモブは
西村さんの身内ネタが仕込んであったり(笑)


「はしもとしんじ」って橋本晋二さん?
やってるとしたら先のAパートの食事シーンかなぁ。


追記:Bパートの倉庫内のシーンは西村さんの原画とのことです。
   古泉さんはカオリがマンションからさらわれるあたり。