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忍者戦士飛影 第05話 「極冠新たなる試練」 
脚本：高屋敷英夫 
絵コンテ：横山広行 
演出：梅津和彦 
作画監督：池上裕之 
原画：山下将仁　上妻晋　芥川義明　酒井敬史 
　　　逢坂浩司　沖浦敬之　山田晋　浜川修二郎 

Aパートがスタジオワンパターン、
Bパートがアニメアールという狂った競演。
修正もほとんど入ってないので絵柄だけで
スタジオがわかってしまう有様（笑）


Aパートはおそらく山下さんはレイアウト原画で抑え目な印象。
戦艦が着陸する際など地味にBL影と細かい破片やあったりします。


山下さんの代わりに暴れているのが上妻さん。
バギーで走るジョウが地元ゲリラに
襲われるあたりからおそらく上妻さんの原画。


地面に隠れていたダミアンがジョウに襲い掛かるシーンは圧巻！
バギーから放り出されたジョウの地面への倒れこみや
ダミアンが空中で宙返りからクナイを取り出し、
そしてジョウに振り払われた後の体勢の建て直し
その後のダミアンのクナイ投げからジョウが銃で撃ち落すまで
ノビやかでいてキレのある動きが続きます。
またフラッシュの入れ方などもすばらしい。
今のところの飛影のベスト作画。


地面に隠れていたゲリラ達が隠れるために使っていた
布を振り払ってジャンプして手裏剣を投げるカットも
上妻さんかどうかイマイチわからなかったんですが、
かなり良い仕上がりでした。


調子に乗って崖から転げ落ちジョウに助けれる
ダミアンの間抜けぶりにも笑えます。


Bパートのメカシーンはほとんど沖浦さんなんじゃないかと思います。
シャーマンが地面に倒れこむことで出来た
地面の破片も粉々に砕けて消えていきます（笑）


飛影登場後が特にすばらしい出来。
そして火を吹くシャーマンに飛影が襲い掛かり頭部を爆破。
頭部を失ったシャーマンがフラフラと崖下に落ち、
下で待ち構えていた黒獅子ロボがビームで爆破、
そして飛影は飛行機を刀で爆破して去っていく、
という一連のシークエンスがかなり格好良い出来。
当時のアールにこういう岩場での戦闘シーンは映えますね。


人間的にも戦略的にもマトモな考えを出来るのが
ホモ臭いジョウの親父だけというこのメンバー。
その親父も途中でいなくなって、いいのか（笑）