怪盗セイント・テールのOP

1期
オープニングアニメーション:高谷浩利

2期 絵コンテ・演出:鍋島修 原画:石野聡後藤圭二、高谷浩利、西澤晋

昨日が西澤さん、一昨日が高谷さんの話が出て来てちょうどいい機会なので、ここでも何度か話題になってるセイントテールのOPについて一度まとめておきます。セイントテールのキャラデの「阿部純子」さんは、ルパン、キャッツとスタジオイルカで何度か話題になっている「あべじゅん子」さんですね。


1期は作画・演出とも高谷さんのテイスト溢れるトリッキーな動きとカラフルな色使いでアニメのOPらしいすごく楽しい映像になっています。OP見ただけで本編の世界観や設定がある程度わかってしまうぐらいに親切な作りです。若干鍋島さんのテイストも感じます。


高谷さん独特のタイミングの作画と派手な演出でとにかく見てて楽しいOPなんですが、個人的に気になったのが、切り立った岩場に立つ芽美からカメラが引いていくカットです。コレ、カメラの引きのタイミングを作画でコントロールしてるんですよ。グッグッと二段階で引いてます。こういう画面の緩急の付け方入ると、全体に迫力が出て印象的な映像になりますね。パパがフライパン叩いた後に出るエフェクトで母娘の髪が逆立つところもまん丸の顔と目とあっけに取られた表情が楽しくて好きです。


mixiで指摘があったんですが、タイトル前の芽美の髪のポニーテールの部分だけマルチ撮影されてるんですよ。動きが早くて、ぱっと見ではなかなか気づかないんですが、よく見るとこれも良い味だしてますよ。


2期は高谷さんが「woom なかなかでしょう とてもイイ感じだわ」「希望あふれるわ ワクワクする」の計4カットで、西澤さんが「恋も仕事もなんでも」のカット、後藤さんは「woom 鏡の中 映った私も」のカットでしょうか。1期と比べるとどうしても見劣りしてしまうのですが、悪くない出来だと思いますよ。松田聖子がアニメのOP歌うというのは珍しいんじゃないでしょうか。石野さん作画の2期のEDもちびキャラがよく動いてなかなか良い感じです。


関連:からくりの君吉田Pインタビュー
http://www.tms-e.com/library/tokushu/karakuri/index04.html