ふしぎ星のふたご姫 41話 「爆裂ベイビー☆子育て日記」
脚本:まさきひろ 絵コンテ・演出:玉川達文 作画監督:原田大基 原画:いとうまりこ、小川浩司、小川未帆、内納健治、 甲斐田亮一、金澤英美、光田史亮、佐藤良子 志賀道憲、杉村友和、外山陽介、玉川達文、 中澤勇一、中本尚子、原田大基、福山映二 藤本悟、吉川秀樹、細居恵美子、三樹信也 宮本武史、友紀ちか、若山政志 スタジオマーク、スタジオフラッグ、アニメロマン アニメアール、カオスプロジェクト、オフィス蒼 ムークアニメーション
ふたご姫の玉川さんのコンテ・演出回。原田さんの作画監督はこれで2度目になりますね。作画・演出ともキレが感じられて前回よりも良かったです。コメディタッチなところととハートウォーミングなところのメリハリが利いてますね。相変わらずブライトは良いいじられキャラ。そして今回のティオの見せ場はウンコを片付けるところだけ…(笑)
まず毎回恒例の気球でふたご姫達が飛んでくるところが今回光田さんだと思います。フキダシとともにふたご姫達の顔も変形しながら喋るのが楽しいカットでした。やっぱりふたご姫のキャラをコメディタッチで崩すような作画は光田さん巧いですね。
ブライトがベビーカー押すカットでむやみやたらに動きまわる様は、こみっくパーティRでのいまざきさんの台車の作画を思い出して笑ってしまいました。ナルロがブーモをつかまえるところもおもしろいでですね。こんな元気のいい作画が見られるとつい嬉しくなってしまいます。ここって誰になるんでしょう。
橋にさしかかってからナルロが助けられるまでのの作画・演出そして美術はおそらくふたご姫の中でもベストワークに近いんじゃないでしょうか。橋の上でのふたご姫とミルロ、逆光で橋の上に立つミルロ(ここはなびきも巧いです)そしてナルロまで。雰囲気があって非常に良いシーンでした。土手を走るところのファイン走りのエフェクトも良かったです。土手と並行している最初のカットが一番いいですね。ふたご姫は佐藤さんのクルクルが出ても走ってるようで意外と走らないので(移動はしている)こういうカットは新鮮でした。
変身&魔法バンク終了後、羽を散らし、空中からゆっくり降りてくるナルロを受け止める女王のところがずば抜けて巧いです。Aパートでナルロが胸に飛び込むところでの女王の体やベール揺れが入った動きといい、絵も動きも他に比べてその巧さが浮いています。ここは玉川さんになるんでしょうか。実に良い仕事されてますよ。