愛してナイトのOP


作画は須田正己さん。演出ともにかなり良ったです。


まず驚いたのがタイトルの出し方。
東映作品なのに「愛してナイト」と出る光学撮影(?)が
何故かタツノコ宇宙の騎士テッカマンのOP風。
あれはあの撮影と本編使いまわしだけでOP作ってました。
しかし83年作品とはいえ時代を10年ぐらい間違ってませんか(笑)
面白いから全く構わないんですが。


作画は全体的にやわらかい線で中割りをたっぷりいれて、
滑らかな動きを書かれています。
カット割を見ても非常に豪華ですね。


OP中女の子が首を振っていてそれに合わせて
ポニーテールがずっと揺れてるのがいいですね。
首を振っているといっても、頭だけではなくて
体全体が肩からやんわり動いていてこれも良いんですよ。


あと個人的には「恋は突然やってくる」という歌詞の
リフレイン部に合わせて男二人が
女の子に手を差し伸べるところのタイミングがツボでした。
女の子がクルッと回るのと、男たちが手を伸ばす動きが
いい感じで音とマッチングしてます。
特に伸ばした一枚の入れ方が巧いですね。


「耳のうしろが むずむずと」という歌詞で
首を振っているところと
「12星座の 占いを」という歌詞で
二人で踊ってるところはおそらく作画で
トラックバックしてるんではないでしょうか。
どちらもカメラワークなくても、
十分動きで魅せられるカットなんですが
地味にものすごい大変なことやってますね。


こういう本当にアニメOPらしい映像見ると
本編見たくなってしまいます。
そういう意味では完璧なOPでした。


みんなで踊っているところや、真横、手前歩きの入れ方
最後に原作調の止めを入れたりするあたり見ていると
ひばりくんとかなり近いところを感じます。