Gu-Guガンモ 第48話 Aパート「春だ!飛び出せ!シェイプアップ大作戦」

脚本:星山博之
演出:池田裕之
作画監督:志田正博
原画:深沢幸司 新岡浩美

全編ダンス一色の回。これといったストーリーは無く、
ガンモのキャラクター達が音楽に合わせてとにかく踊る。


フラッシュダンス」「スリラー」「ウェストサイド物語」など
当時の流行のダンス映画のパロディもふんだんに取り入れてます。
さすがの猿飛のキャラクター達がモブに紛れて登場してたりするのは
ジャイアンツ回恒例ののご愛嬌ということで。
まぁ毎度何かしらやってましたが(笑)


作画についてもジャイアンツ担当の最後の回だけあって、
今まで2班で分かれていた志田さんの美少女作画と摩砂雪さんのアクション作画が同時に見られます。
モブの美少女度もアクション度まで非常に高い。
東映ルールにより摩砂雪さんはノンクレジットになってしまっていますが。


一番の見どころはダンススクール内でリンダとスクール生のジャズダンスでしょう。
ロングショットよりもバストショットになっての手の動きや顔の表情付けがいいですね。
ここはビデオなどで相当勉強して書いてると思われます。振り付けが際立ってます。


それ以外で個人的に良かったと思うのが、
ダンスという多彩なアクションを要求される話にもかかわらず
1、2コマで滑らかに動かすよりも、3、4コマまたはそれ以上でキレのあるダンスをさせていたこと。
全部がそういう作画で統一されていたというわけではないですがそういう作画が目立ってました。
特にダンスクール内、ばぁやのダンスは劇中でも誉められてるようになかなか良かった。


DVDブックレットにアップテンポの曲にあわせての
フィルム編集は大変だったろうと書いてあったですが、
自分も曲に合わせてエディターとスプライサーで
フィルム編集をやったことがありますので、
その大変さは良くわかります。


今はパソコンで出来るようになったので大分楽にはなってますが
それでも精度の高いものが要求されるので大変なことには変わりないですね。